QDI バイオインフォマティクス
NGS 生データ解析ツール オンライン User Group Meeting
参加お申し込み
QIAGEN CLC Genomics Workbench のユーザーグループミーティングを7月29日に開催いたします(ユーザー様以外の参加も大歓迎)。
QIAGEN CLC GWB は、多様な生物種、プラットフォームおよびワークフローに対応するNGS データ解析のグローバルスタンダードです。ソフトウェア画面 (GUI) のクリックにより、変異解析、シングルセルを含む RNA-seq 解析、微生物関連解析、コロナウイルスの解析などが、自身のコンピュータ上で簡単に実施可能です。
本ユーザーグループミーティングは、NGS 生データ解析のビギナーからエキスパートまで広くご参加いただけます。この機会に是非、QIAGEN CLC GWB ユーザー様の発表や QIAGEN スタッフによる有用機能の説明、デモをご覧ください。
【開催日時】 2022年7月29日(金)
【プログラム】
時間 |
演者 |
演題 |
13:00-13:05 |
株式会社キアゲン マーケティング部長 浅田 眞二 |
ご挨拶 |
13:05-13:10 |
株式会社キアゲン QDI チーム セールスマネージャー Paul Daniel
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ご挨拶と本日の予定 |
13:10-13:40 |
株式会社キアゲン QDI チーム 齋藤 賢治
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GWB のアドバンテージと開発計画 |
13:40-14:40 |
近畿大学医学部 坂井 和子 先生
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遺伝子変異解析による固形がんのバイオマーカー探索研究 |
14:40-15:10 |
株式会社キアゲン QDI チーム 宮嶋 伸行
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Single Cell RNA-seq と微生物関連解析機能のご紹介 |
15:10-15:25 |
休息
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15:25-15:45 |
株式会社キアゲン Genomics チーム 嶋多 涼子
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FFPE に最適化した NGS パネルによる変異解析のご紹介 |
15:45-16:45 |
広島大学医学系研究科
田原 栄俊 先生
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小分子RNAを標的にしたバイオマーカーおよび創薬研究 |
16:45-17:10 |
株式会社キアゲン
QDI チーム
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NGS 由来データの解釈ツールのご紹介 |
17:10-17:25 |
株式会社キアゲン
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閉会のご挨拶と今後のイベントに関して |
演題 遺伝子変異解析による固形がんのバイオマーカー探索研究
演者 近畿大学医学部 ゲノム生物学教室 坂井 和子 先生
講演内容
次世代シークエンサーの登場によりゲノム解析技術が向上した結果、がんのゲノム異常がカタログ化され、がんの発生や進化における生物学的解明が進みつつある。多くの遺伝子変異情報はがん薬物療法の選択の情報源となり、遺伝子パネル検査として実臨床で用いられている。我々は、各種の固形腫瘍を対象にターゲットシークエンスを実施し、種々のがん薬物療法のバイオマーカー探索を行っている。II-IIIA期の完全切除非扁平上皮型非小細胞肺がんを対象とした術後補助化学療法のバイオマーカー試験では、409遺伝子を対象とした遺伝子変異解析を実施し、化学療法の効果予測因子としての腫瘍変異負荷(TMB)の可能性を見出した。また、肝細胞がんの早期再発に係る因子の探索として、体細胞変異情報に加えて全遺伝子発現情報、コピー数情報の統合解析により、clonal compositionの多寡による早期再発予測を評価している。多くのバイオマーカー研究において、遺伝子変異解析は基本的な解析項目として実施しており、その解析手法の手段としての活用方法にも触れつつ、バイオマーカー研究の研究結果について発表する。
演題 小分子RNAを標的にしたバイオマーカーおよび創薬研究
演者 広島大学・大学院医系科学研究科・細胞分子生物学研究室 田原 栄俊 先生
講演内容
組織や体液中に存在する核酸は、病気の状態により変動するバイオマーカーとして注目されている。我々は、血液などの体液中に存在するマイクロRNAや非コードRNAなどの小分子RNAに着目したバイオマーカー開発および創薬研究を実施している。具体的には、様々な NGSプラットフォームで次世代シークエンス解析を実施して、そのデータ解析のイニシャル解析として QIAGEN CLC Genomics Workbench を利用している。用いるデータベースが、miRbaseのみならず複数のデータベースを用いる場合もあり、データのアノテーションから、解析まで一貫したプラットフォームで実施している。また、創薬分野では、マイクロRNAを用いた悪性胸膜中皮腫を対象とした臨床試験(ファーストインヒューマン医師主導治験)を実施しており、組織検体でのトランスクリプトーム解析や標的遺伝子の解析でChIPシークエンスを行う場合にも、その解析を行い標的遺伝子の同定に成功している。本講演では、バイオマーカーの開発および創薬における機能解析の実情についてお話したい。
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